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ゲリンガス先生の公開レッスン

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ゲリンガス先生とご一緒したときのお寿司。

公開レッスンの後半部分だけ、聴きに行ってきました。
後半のレッスン生は大学生。曲はベートーベンのソナタ。

ベートーベンのダイナミクスは、全曲を通してfffっていうのはシンフォニー8番にしか出てこないのだそうです。
だから、ベートーベンのffは最大の強さ、爆発するような強さ。
それに対して、ppは、「え、なに?」って聞き返すくらいの小ささ、弱さ。
そのボリュームのレンジをしっかり分けること。
ピアノ伴奏とチェロの音の性格が同じになるようなボウイングにすること。(これは、ゲリンガス先生の新譜ではちゃんとそうなっているんだそうです。)
何よりも、コンサートで弾くのならば、それは演奏者と聴衆の「コミュニケーション」なのだから、必ずそこに驚きがなくちゃいけない。中庸でそつなく弾くことは、コミュニケーションじゃないっ、ていうお話を、時に冗談を交えながら、わかりやすくお話してくださいました。(通訳の方が、またとても上手だった!)
そして、その話を聞いたあとでの演奏は、全く別人のようになったのでした。
まるで、魔法のようだった。
他にも、たくさん勉強になる、というより、今すぐにでも私も弾きたい!って思うようなお話を聞かせてくださいました。本当におもしろかった。
この公開レッスン、コンサートに行った人は、無料だったんですよ。
幸せなことです。

さ、頭でっかちになってないで、練習、練習。
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by na7-ko | 2010-05-20 18:02 | チェロ | Comments(6)
Commented by cath at 2010-05-22 00:06 x
ふむふむ!
そうそう、そうだった。
私は聞いてる時はよくわかってるつもりだけど、後になって人に説明しようとすると言葉にならないんですよ。。
実にこの通りです。
良い内容でしたよね!

私は奥さまの横に座って聴講させていただいてましたが、
ハイドンの物語は「私、この話は初めて聞くわ」って
一緒に聴講されてましたよ。
ベートーベンのfffのくだりは、「どの曲かしら、、知らないわ」って
ゲリンガス先生の視線から隠れる仕草をされたり。
楽しかったです♪
Commented by na7-ko at 2010-05-22 06:43
cathさん
それから、くたびれたにわとりみたいに弾いちゃダメ、ここはもっとはつらつと!って言うときに、たまごって言う単語が出てこなくて、奥さまが間の手を入れたでしょう?
あのタイミングやおふたりの表情も素敵でした。
広島でお見かけしたときは、手をつないで歩いてらしたし、いやもう、理想のパートナーですよね。
奥さま、本当にチャーミングな方でした。

ほかにも、1番は「ソナタ」を改革しようと新しいことにチャレンジしようとした曲だから、最初にテーマが出てこなくて、迷いながら作曲を続けていって、ここで確信をもったから曲想が変わる。それは王様に捧げた部分で、でもあんまり上手な王様じゃないから簡単なフレーズになってて。だから、いぱって弾いて、とか。
半分、意訳して理解しちゃってるかもしれないけど。。。
英語は必須だなあ、と実感しました。

この話だと、いくらでも話せる!
Commented by cath at 2010-05-22 11:37 x
ななこさん、すごい!人間ビデオ!
そうでしたね〜。1番の冒頭は弾いてもなんだかよく分からない部分でしたが、そうかベートーベンも迷ってたんだ!ってわかりました。
迷って書かれてる所は迷ってるって「分かれば」いいんですね。
確信を持ったってところも、作曲家が自分で書いたんじゃないよ、神様が作曲家を通して書いたんだ、ってお話でしたね。

ななこさん、早急にもう一回会いませんか?(笑)
復習しないと。
Commented by ななこ at 2010-05-22 14:22 x
あ、そうでした、神様の話、すっかり忘れてました!
ほら、こうやって、わたしたち、記憶を知らず知らずのうちにシェアしてたのかも!
ベートーベンとは別の意味でジーニアス!?

会いましょー!
話したいこと、ほかにもいっぱいあるし。
Commented by ひろ at 2010-05-22 15:58 x
うらやましいです!!
お寿司も美味しそうやし・・・ってそっちか(笑)

ゲリンガスさん。。。広島での光景が色々蘇ってきます。
感動をありがとうございます!ですね。
Commented by na7-ko at 2010-05-22 16:30
ひろさん
うらやましいでしょー?
こんな奇跡みたいなこと、これからの人生でもそうそうないだろうなあって思うのです。
とにかく、チェロに対するモチベーションがものすごく上がりました。
自分の中で、何か一つ、大好きなものを持ってるって大事だし、しあわせなことですよね。
ゲリンガス先生、田久保先生、1000チェロ事務局や開催のために奔走してくださったみなさま、それから、一緒に演奏した仲間に感謝の気持ちをわすれちゃいけませんね。
(お寿司、大トロもあって、ほっぺが落ちそうでした。)
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